インタラクティブ動画作成にオススメの作成ソフト7選をご紹介!

コラム
2020年には5Gの商用利用がスタートし、動画を快適に視聴するための環境は今後ますます整えられていくことが予想されています。
動画を視聴するという行為は既に娯楽の域を越えており、多くの企業が動画マーケティングにも力を入れ始めています。
 
本記事では、動画マーケティングの中でも今後導入企業が増えると見込まれる「インタラクティブ動画」を作成するにあたっての、おすすめの作成ソフトをご紹介いたします。
インタラクティブ動画をこれから作成してみようと検討されている方は、是非ともご参考ください。 この記事では、次のことについて解説しています。

インタラクティブ動画とは?

インタラクティブ動画とは まずは、インタラクティブ動画がどういうものなのか、従来の動画と何が異なるのか、しっかり確認しておきましょう。

一言で言えば、インタラクティブ動画とは「相互作用的な」「双方向でコミュニケーションをとることのできる」動画です。
 
従来の動画広告では、ランディングページにおいて動画が再生されても、ユーザーはただ見ているだけ(受動的)の状態となっていました。
動画で調べ物をしたり、流し見をしたりと、ながら見が当たり前の若年層はシークバー(再生バー)をスライドするのも当たり前でした。
 
一方でインタラクティブ動画では、動画内にタップボタンやクリックボタンを設置し、ユーザーへアクションを促すことができます。
 
さらに、動画内のタップによって動画のストーリーが分岐する機能もあります。動画を見るだけではなく、動画を体験し、動画に参加し、動画とコミュニケーションをとってもらうことで、動画からの離脱を防ぐことが可能なのです。
 
このように、相互的にユーザーと対話できる動画のことを、”インタラクティブ動画”といいます。 動画内にさまざまな仕掛けを入れ込むことで、発信側と視聴者とのコミュニケーションを高めることができるのです。
さらに、動画視聴中に動画内から直接販売サイトへ移行することができたり、その場で資料をダウンロードすることも可能ですので、コンバージョンの向上にもつながります。

インタラクティブ動画の作成手順

インタラクティブ動画の作成手順 従来の動画では、視聴者は受動的に動画を視聴し、情報を得ていました。一方でインタラクティブ動画では、視聴者にアクションを促し、能動的に理解を深めてもらうことを第一の目的としています。

 
この目的を達成するためには、ただ動画を作成するだけでは効果を期待できません。 それを踏まえ、効果の出るインタラクティブ動画を作成するための大まかな手順は以下のようになります。
  1. 動画の目的とターゲットを設定する
  2. 構成を考える
  3. シナリオを作成する
  4. 撮影する
  5. 編集する
  6. テストをする
  7. 納品
  8. 効果を測定する
 
詳しくは、「【基本から事例までご紹介】インタラクティブ動画の作り方」という記事で解説しておりますので、興味のある方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
→「【基本から事例までご紹介】インタラクティブ動画の作り方」はこちら

作成ソフトの選び方

作成ソフトの選び方 では、インタラクティブ動画を作成するためのソフトはどのような観点で選べば良いのでしょうか?

 
インタラクティブ機能は作成ツールによって異なってきますので、まずは「どんなインタラクティブ動画を作成したいのか」を明確に可視化するといいでしょう。
 
インタラクティブ動画の作成にあたって必要なものを事前に把握しておくことで、効果的なインタラクティブ動画を作成することができます。 作成ソフトの中には、企画の段階から動画作成を手伝ってもらえたり、動画公開後ののサポート体制が充実しているものもあります。
 
詳しいスキルをもった人がいない場合は、そのようなサポートがついているかどうかも含めてソフトを選ぶと良いでしょう。
ということで、スタートから動画作成後の分析までを丁寧に対応してくれるサービスを始めとして、無料で動画を作れるツールなども含め、おすすめの作成ソフトを一つずつ紹介していきます。

インタラクティブ動画作成にオススメの作成ソフト7選

インタラクティブ動画作成にオススメの作成ソフト こちらでは、インタラクティブ動画作成にオススメの作成ソフトを7つご紹介いたします。 ・インタラクティブ機能 ・特徴 の順に解説していきますので、ご参考になれば幸いです。

MIL

「新しい視聴体験をつくる」をミッションにしているMIL株式会社が運営しています。

 
日本初のSaaS型インタラクティブ動画編集プラットフォームです。「MIL」は、会員登録(無料)をすれば誰でもインタラクティブ動画を制作・編集できます。
 
主なインタラクティブ機能は次の通りです。
  • ストーリー分岐機能
  • ポップアップ機能
  • スイッチング機能
  • 電話リンク
  • クーポン連携
  • 動画上でのフォーム立ち上げ
  • SNSシェア
  • お気に入り登録機能
  • 目次設定
  • 動画終了後の画像
  • テキスト
  • リンクの情報を設定
  • オリジナルレイアウトでブランドイメージを実現
  • 動画レポート
 
主な特徴は次の通りです。
  • 動画レポート機能では50以上の項目から視聴者の視聴動態を分析することができます。 さらに「視聴分布レポート」ではインタラクティブ動画からの離脱を「ポジティブ」と「ネガティブ」という2種類に分類する独自の分析機能で、特許を取得。
  • 動画制作からインタラクティブ編集、運用まで一貫した対応をしてもらえるため、社内に動画制作の人材がいない、動画制作経験がないなどの課題があっても安心です。また運用に関しても、カスタマーサクセスチームによるサポート体制。
  • 既存の動画(MP4ファイル、もしくはyoutubeやvimeoにアップした動画のURL)があれば、すぐにインタラクティブ動画の制作を始めることが可能。

riclink

株式会社シーズ・リンクが開発しています。

インタラクティブ動画配信機能に加え、ビジネス向けの機能が充実しています。
 
主なインタラクティブ機能は次の通りです。
  • 資料DB管理機能
  • 動画DB管理機能
  • URLDB管理機能
  • 問い合わせフォーム機能
  • セキュア配信機能
  • ログ計測機能
  • 自動アラート機能
  • アクセス権限/ログ管理機能
  • コンテンツアップロード機能
  • 動画タグ付け機能
  • WEBページ制作機能(CMS)
  • アナリティクス(集計画面)
 
主な特徴は次の通りです。
  • 月額プランにオプションで運用サポート、動画撮影支援、バーチャルキャラクターなどをつけることもできます。
  • BtoB向けのインタラクティブ動画実例が多いです。
  • 初期費用と併せると値段は少々高めですが、営業活動を目的としたインタラクティブ動画の作成には向いているといえるでしょう。

TIG

パロニム株式会社のインタラクティブ動画作成プラットフォームです。

「TIG」から派生して開発されたリッチコンテンツ型の電子書籍「TIG magazine」など、さまざまな分野でのインタラクティブ動画の可能性を実現し、今後の新サービスにも注目される企業です。
 
主なインタラクティブ機能は次の通りです。
  • ダッシュボード機能
  • URLやiframeでの利用
  • タグ付け(Tig編集)
  • 視聴“行動”データ取得
  • ヒートマップ分析
 
主な特徴は次の通りです。
  • 対象物へ高精度でタグ付けできるトラッキングシステムを自社開発しています。
  • 2種類の提供モデル(SaaS型サービスか 、顧客のサーバーにTIGの配信環境を整えることもできます)
  • インタラクティブ動画制作だけでなく開発に強みをもっているため、顧客の既存システムとの連携などさまざまな相談が可能です。
  • 極力、画を汚さない、画を汚さないシンプルなUIを実現しています。
  • 放送・映像関連企業やアパレルブランド、教育系企業を中心としています。
  • 重なり合う物体への奥行メタ管理、触れた情報のサーバ集計、自動追従処理による情報付与などは特許を取得しています。

YouTube

動画といえばYouTubeを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

総務省の実施した「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の報告書によると、YouTubeは全年代の利用率は85.4%と非常に高いです。
娯楽の域を越えて、学習や情報収集、企業のマーケティング活動にも使われています。
 
YouTube Studioを使って、簡単にインタラクティブ動画を作成することができます。 主なインタラクティブ機能は次の通りです。
  • カード機能
  • 終了画面機能
この2つの機能によって、動画上に他動画を表示しYouTubeの視聴者にインタラクティブな体験を提供することができます。
 
主な特徴は次の通りです。
  • カード機能は1つの動画に最大5つまで入れる事ができる
  • 外部サイトのリンクはYouTubeパートナープログラムに参加している場合のみ追加可能なので要注意です。
  • 無料で作成できるのと、日ごろから身近な動画プラットフォームである。
  • 視聴者を意図する動画に誘導することで、動画視聴回数の向上が見込めます。
  • 高度なインタラクティブ機能は今のところつけることができません。

Eko Studio

Interludeというイスラエルのベンチャーが提供しているインタラクティブ動画作成サービスです。日本語対応はありませんが、公開まで無料でできます。

 
主なインタラクティブ機能は次の通りです。
  • ストーリー分岐機能
  • ボタン配置
  • 画像配置
  • 外部リンクのボタン配置
  • SNSシェアボタン配置
  • 次に再生する動画リンク配置
  • レポーティング

WIREMAX

インタラクティブ動画政策の海外プラットフォームのなかでも人気を誇り、世界的に有名な企業のインタラクティブ動画の作成にも使用されています。

 
主なインタラクティブ機能は次の通りです。
  • ストーリー分岐機能
  • 登録フォーム機能
  • ポップアップ機能
  • ボタン機能
  • 資料のダウンロード機能
  • スイッチ機能
  • 他サイトへの埋め込み機能
  • レポート機能(動画の表示回数、仕掛けの表示数、クリック数、再生時間)
  • SNSシェア機能
 
主な特徴は次の通りです。
  • 無料で利用可能で、有料プランは1複数の月額プランがあり、カスタマイズできます。
  • 他社の動画プレーヤーからアップロードすることも可能です。

DoGa

DoGaはブラウザ上で動画作成ができるインタラクティブ動画ツールです。気軽に利用できるインタラクティブ動画ツールですが、高い機能を兼ね備えています。
 
主なインタラクティブ機能は次の通りです。
  • ストーリー分岐機能
  • 登録フォーム設置機能
  • ポップアップ機能
  • リンク配置
  • クイズ機能
  • 資料ダウンロード機能
  • 商品紹介ウィンドウの表示
  • スマホ対応
  • 通常の動画ファイルやYouTube、vimeoにも対応
 
主な特徴は次の通りです。
  • 顧客の既存サーバーで利用できる買い切り版か、月額性プランがある
  • ブラウザ上で操作ができる
 

まとめ

可能性に際限がないインタラクティブ動画ですが、作成ソフト次第で出来上がりが変わってきます。

自分が作りたいインタラクティブ動画について、しっかり下準備をしましょう。
作成にあたっての必要な機能を明確にし、適切な環境を選ぶことで、効果的なインタラクティブ動画を作成することができるでしょう。
 
タクビス株式会社では、インタラクティブ動画の制作(企画〜配信後の分析・改善まで)を行っております。 自分で作ることが難しいという方や企画から分析まで一貫して任せたいという方はぜひご依頼ください。
また、検討中の方や、詳しく聞きたいという方もお気軽にお問い合わせください。 
 

【この記事の監修者】

川内 一志 

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タクビス株式会社 代表取締役

タクビスは、「ユーザー目線に立ったプロモーションを動画で実現する。」をモットーに、ユーザーが求める情報にたどり着きやすく、クライアント様の思いがユーザーに届きやすい動画の制作を目指します。

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